審判員の育成・強化プランが発表され、2026年までにJ1リーグの審判員全員のプロ化を目指す方針だそうです(2026年夏からJリーグのシーズン制移行予定)。
育成強化の理由
下に紹介する日本サッカー協会、扇谷健司審判委員長の記事から、審判員を育成強化する理由を読み取り、抜き出しました。
日本サッカー
- Jリーグがハイインテンシティになったため
- 国内リーグの判定精度を高めるため
世界サッカー
- W杯で主審担当を目指すため
*ハイインテンシティ:高強度
目的
これらを改善するために、判定などの質を上げることが必要と読み取れます。そしてこの質を上げるための施作として、以下の項目が計画、実行されているようです。
- 海外との交流機会
- 審判員評価データの活用
- エリート審判員の育成
- 海外審判員の招聘
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所見
審判員の育成強化に賛同します。判定の精度と公平さを期待するためにも、この育成強化プロジェクトは重要と考えられます。しかしこの育成強化はあくまでトップレベルの話だと付け加えさせてもらいます。
近年、育成年代のサッカーの試合における、審判員の判定に疑問を感じることが多くなりました。威圧的な振る舞い、厳しすぎるカードの提示など、これが10歳の子へ必要な判定かと震えることも少なくありません。育成年代ではもっと柔軟に子ども教育の視点に立っての判定を期待したいものです。