発達心理学者エリクソンが提唱する、心の発達8段階の分類を紹介します。
エリクソンの主張
- 人には8つの発達段階がある
- 各段階に社会心理的危機、つまり発達課題がある
- 危機を乗り越えると、力を獲得できる
心の発達8段階
時期 | 年代 | 年齢 | 心理的発達課題 | 得られる力 |
---|---|---|---|---|
乳児 | 赤ちゃん | 0 – 1.5 | 信頼 vs 不信 | 希望 |
幼児前期 | 入園前 | 1.5 – 3 | 自主性 vs 羞恥心 | 意思 |
幼児後期 | 園児 | 3 – 5 | 自発性 vs 罪悪感 | 目的 |
児童期 | 小学生 | 5 – 12 | 勤勉性 vs 劣等感 | 能力 |
青年期 | 中・高生 | 12 – 18 | アイデンティティの確立 vs 混乱 | 忠誠 |
成人期 | 社会人 | 18 – 40 | 親密性 vs 孤独 | 愛情 |
壮年期 | 働きざかり | 40 – 65 | 人育成 vs 停滞感 | 世話 |
老年期 | 定年後 | 65 – | 自我統合 vs 絶望 | 知恵 |
発達課題は年代によって違います。つまり、乗り越えるべき課題は、年齢とともに違うとされています。
ChatGPT
ChatGPTへの質問:発達心理学者エリクソンの心の発達8段階の信憑性は高いですか?
エリクソンの心の発達の8段階は、広く受け入れられている理論の1つですが、その信憑性については議論があります。一部の研究者や心理学者は、エリクソンの理論が特定の文化や社会的背景に適用されるかどうかについて疑問を呈しています。また、エリクソンの理論は個人の発達における一般的な傾向やパターンを示すものであり、個別の人物や文化の差異を考慮していないという批判もあります。
しかし、エリクソンの理論は多くの研究や実践で支持されており、人間の発達における重要な要素や課題をモデル化しています。また、エリクソンの理論は心理学の教育や臨床の分野で広く使用されており、有用な指針となっています。
最終的な信憑性は個人の意見や学問的な立場によって異なる可能性があります。したがって、エリクソンの理論を評価する際には、さまざまな意見や研究を考慮することが重要です。